#55

埼玉県川越市の郊外。役割を終えた線路は、久々の来訪者に、永い眠りから目を覚まします。

私がまだ都市に興味を持つ前、久しぶりに自由に使える休日ができたので少し遠出したときのことです。ただならぬ雰囲気の小道を見つけ、少し歩いてみようと思ったのが、出会いのきっかけでした。線路上で木々が生育しないのは、積み重なる歴史のオーラに圧倒されたからでしょうか。アニメの世界でしか見たことのないような神秘的な世界との邂逅は、やはり、散歩の醍醐味の一つです。

2018.9.9 Y. Horigome