#18

祭の裏で。
福井県の湊町、三国。古くから貿易拠点として栄えたこのまちでは、豪商たちがその力を争うように、個性豊かで巨大な人形山車をつくり、年に1度の「祭」の晴れ舞台で魅せ合ってきた。まちは、産業転換の過程で徐々に元気を失なっていきながらも、祭の数日だけは、かつて三国節に唄われた湊町の姿を取り戻す。
そんな祭の夜の神社の裏側。近年開削されたトンネルの脇に、びっしりと屋台が張り付く、まちの端っこ。
少子高齢化、空き家、衰退、車社会、道路、土木技術、災害、、、
そんなのは関係ない、まさにまちが「がんばっている!ふんばっている」そんな想いが伝わってくる臨場感が、例え一瞬でも、限られた場所でも、このまちにはある。まちが続いていくってなんだろう。あぁ!一緒にがんばりたい!

2015.6.12 Y.Karasawa